2004-12-01から1ヶ月間の記事一覧
今年からあてもなく書きはじめたこのブログで、強烈な個性を持つ方々にこんなにたくさん声をかけて頂けるとは思ってもいませんでした。間違いなく今年の第一の収穫と言えます。幸せ者です。来年は私にとって性懲りもなく新しい事にチャレンジしていく年にな…
数年ぶりの積雪で、娘と妹と一緒に外でバカ騒ぎしております。しかしなんて綺麗なんだろう。北国の人には白い悪魔ですが、大晦日の東京には見事な正月飾りといったところ。特に私の住んでいる下町地域は建物のトーンが黒っぽいので、コントラストが見事です…
翻訳というのは私にとって切実です。ダーガーの日記を紹介するためにチョロっと訳す、なんてことは考えられないことです。だって私はプロではないので責任は持てません。そんな私のできる限りの翻訳は、味気ない、意味すら無い直訳です。 「こんな翻訳じゃ面…
ある大手レコード会社のプロデューサーから、素人なのでタダでやってもらえると思われたのか、CDの対訳を頼まれたことがあります。私のような素人がそんなことをしていいのかどうか甚だ疑問でしたが、できなかったらやめてもいいとのことで引き受けました。 …
国安真奈氏へ。直接お会いしたことはありませんが、お願いしたいことがあります。自作の詩を対訳の替わりに載せないで下さい。私はあなたの対訳によってせっかく興味を持って始めたポルトガル語学習を大いに妨げられました。どのようなお考えがあってのこと…
私はより多くの人にダーガーの日記を紹介したいとは思うのですがアルファベットに拒否反応を示すようでは芸術を深く知ることはできないというのもまた真で、その事実に蓋をして隠してまであの日記を紹介しようと思わないのです。それはかえって不誠実だと思…
過去に書いたダーガーの章について、なぜダーガーの日記の訳を書かないのかとご指摘頂きました。 その理由の一つには、「みんなこれくらいは読めるから」という世代的な前提と、「訳に責任を持てないから」。あと私の訳に対する考え方がありました。
脳は摂取した糖分の70%を消費する場所であるらしいですね。私の場合チョコレートひとかけらで20分と、しっかり頭が働く時間が決まっているのを体感できる時があります。 さっき飲んだカフェオレで久々に糖分を取ったら、首から頭に血液がドクドクとまわ…
そんな言い訳ばかりコレクションして、牙城を築いているだけだというようなことを今年の春頃、人に言われたことがあります。なかなかその言葉を受け入れることはできませんでしたが、年末になって思い出しました。 私は子供の頃から雨が降っても風が吹いても…
本日、ラマダン入りしました。今日一日は辛かったです。 もともと食べるのは大好きなので、娘のために自分は食べられないものを料理している時などかなり苦しいです。ちなみに味見も禁止。 断食は初日が一番辛いのですが、意識が変わった感触があるので明日…
世は聖夜だというのに、寝不足と戦いながらこんな長文を夜を徹して書いている自分を抱き締めてあげたいです。これを全部読んでくれる物好きな方はいるのだろうか。あなたでしたか。ありがとうございます。あなたのことは忘れません。
向島芸者の帯は徹底してお太鼓に作ります。大振り袖の半玉から土方のお婆様芸者までお太鼓です。夏に花火大会に出張でいくことになり、その時は浴衣を着るという企画だったので、私は浴衣に貝口にした帯と素足に下駄で置屋に行きましたが、阿呆と言われまし…
私が普段着物を着る時は、襟を狭く深く抜いて、帯の位置をかなり下に巻き角度をつけ、印籠や鈴を脇の後ろの帯揚げに垂らし、玄人っぽい雰囲気を醸し出すようにしておきながら、それをブチ壊すために根付けを昔懐かしデコラーみたいに満載します。 この根付け…
想像がつきませんし、作品名も思い浮かびません。また、そんなものがあったとしても、誰が見たがるでしょうか。
さて、全ての整合スペックをoffにすると、どんな世界ができるのでしょうか。ミニマムな形で限りなくそれに近いのが、カフカの変身や審判だと思います。マキシマムな形で近いのは、ルイス・キャロルの世界ではないでしょうか。整合スペックalloffの試みは、主…
さて、いろんなものの安定のスイッチが「on」になっていれば人間は安心するのかというとそうではなく、安定と安心は実は別物で、ある程度の環境の不安定が心の安定を支えているのです。 私自身も同じ生活を一年続けていると不安になってきます。この不安は幸…
一方、コミュニケーションが不安定で目の前の世界も不安定なのが少年/青年漫画です。サバイバルを生き抜くのに軸とすべき安定要素は「努力・友情・勝利」。青年は努力が必ずしも報われないことを学んだので、「努力」が「策」に変化したといった所でしょう…
おたくなアニメを見ていて不思議なのは、近所の住人やお店の店員さんなど、人々とのコミュニケーションが非常にスムースな点です。子供向けにつくられたアニメに端を発しているものだと思われますが、コミュニケーションのあまりの簡単さに、その意味や価値…
対局にあるのがやはり少女漫画やハーレクイン小説などの世界です。もっとも、最近の少女漫画は世相を反映してか、世知辛さを語るものが流行なのでひとくくりにはできませんが。 しかしステレオタイプな少女漫画の世界は高度な安定の上に成り立っています。主…
ブコウスキーとジュネの書く風景は殆ど一致します。日々を日雇いの仕事や賭け事や盗みに費やしながら魂をすり減らし、またその日のベッドを共にする相手を求めては彷徨う刹那的な生き方。そしてそこに価値を見出す思考や反骨精神。 作品中の秩序やモラルは著…
全ては数字で表せるという考えには私は反論のしようがない。漫画でも小説でも絵でも映画でも音楽でも、どのソフトを好きになるかという個人の趣向でさえ、セクシャリティをX軸に、世界の整合性をY軸に座標付けできるような気がする。 前者についてはわかりや…
今日は仕事でした。 芸者は接客中の時給は高いですが、化粧に一時間、美容院に一時間、着物の準備と着付けに一時間かかり、待機中は玉代がつかないので、割に合わないこともしばしばです。 私はベテランの御姉ちゃんたちのようにプライベートを注ぎ込んで大…
『個に重点を置いた作品の初期段階ってあまり見れた物じゃ無い』 ううむ。おっしゃる通り。外に重点を置いた作品のそれと痛々しさは同等だったとしても、やはり後者には将来性を見られるよね。そういや関節球体人形の作家とか、スゲー嫌いです。↓バーバラが…
人生は旅ですからガンガンかき捨てましょう。そう言わないと自分も救われません。
私の断食は食料がすぐに手に入る状況でやるので、「食えない」ことによって自らの生命の脆さを知ることはできません。しかも二週間食べなくても何の苦痛も無く十分動けることで、生命の強さばっかり確認しちゃっています。アメリカインディアンのような精神…
拝読しました。 http://www.diary.ne.jp/user/23678/ 『腰まで珊瑚の海に浸かって何時間も釣りをしているときに、 潮の変わり目に、巨大な海の蠢きを感じたこともある。 この感覚の説明は、ぼくの稚拙な日本語では難しい。』 この一文に感動しました。ああ、…
あら、似たようなことを言っている人がいたんですね、やっぱり。 私も吸ったり辞めたりを繰り返しています。妊娠してからは吸っていません。妊娠してから煙草が苦しくて吸えなくなりました。昨日まで黄ピースを吸っていたのに。それで妊娠に気が付きました。…
昨日のニュースにネタを提供し大いにマスコミに貢献した白髭橋病院ですが、私の実家から徒歩5分の所にあります。私の母方の祖父が腸炎で入院したのもこちらでした。祖父のことを思い出しました。 祖父は戦時中、タキシードを着て銀座を歩いていたというモボ…
「敵」は他に語彙がありませんでした。青いよね。ボキャブラ地獄だわ。ほっといて。頼むから。 「敵」をつくることの作為について。 なんとなく、劇の本質に関わることだと思いました。遠藤周作が言うには、喜劇や悲劇を西洋人は創ることができるけれど、僕…
はい、ジュースなど水分もナシでした。だいたい一日に牛乳一杯飲むだけです。飲まない日もあります。断食道場みたいに水分を取りまくったりするとますます辛いと思います。断食中も母乳は出ていたので、生命の神秘を感じました。前回の断食についてはこちら…