能動的なファッション

女性が自分の体を飾るのは、服、アクセサリ、化粧品、仕草、持ち物の取捨選択があり、そのために多くの時間とお金を費やすという、本来は全くもって能動的な行為です。多くの労力を費やしたにもかかわらず、能動的に「見せる」ファッションを選択できる人はごくわずかです。多くの人は勇気が無いのか、またその発想すら無いのか、「見せる」より記号性に埋没した「見られる」ファッションを選びます。体は三次元であるにも関わらず。最も、誰かが始めた「見せる」ファッションを多くが真似することでそのスタイルが記号性を持ってしまい、たちまち「見られる」ファッションになってしまうのですが。雑誌の猿真似で想像力を使わないで服を着ていると、いつまでたっても二次元にはなれないという欠乏感をつのらせるだけで、自信もつきにくいと思います。