生活様式を変えよう

koikeakira2011-04-09

たしか、震災から3日目の会見だったと思うけれど、枝野官房長官が、
あらゆるものに変革が迫られており、それは国民の生活様式にも及ぶ。
というようなことをおっしゃっていた。
(本当はこういう台詞は元首から欲しかった…)
その後も何度か、この言葉を使って呼びかけられています。私はこれを支持したい。

モノも、人も、情報も、すべてのものが供給過剰となり、
欲望こそが人間の本体であるという信憑が行き渡った、「豊かな社会」。

『無知な消費活動が世界を滅ぼす』 
と、私も本当に思う。

原発のことと環境のことを思い出せば、ローコスト・ローテク社会へと、生活様式を変革するほか無いのはやっぱり明白。
やっと迫られた状況になったけれど、むしろ遅すぎるくらいで、すでにたくさんの文化がそれこそ津波のような消費行動によって復活が望めないほど消されてしまった。


今年の夏も、冬も、おそらくその後も長期にわたり、
電力不足で生活の知恵が試されます。これを機会にとりあえず、

・早寝早起き。
・ものを修理して使い続ける。
・修理して使い続けられるものを選んで買う。
・不要になったものは、必要としている人を探して譲る。
・輸送や製造の環境コストが低いものを良品と考える。
・廃棄の環境コストが低いものを良品と考える。
・ものを他人と共有する。大人数の世帯で暮らす。
・暑いときは水を撒く。寒いときは服を着る。
・近所の商店で買い物をする。
・自分の仕事や勤務先の環境コストを評価する。

とりあえずそんなことから、やっていきたい。
そして、教訓と知恵を忘れないように続けていきたい。
言葉はハードだけれど、福島は東京の都市生活のために犠牲になった。そういう側面があることを、都市生活者は忘れちゃいけないと思う。