エマニュエル・べアール
gemiさんに教えて頂きました。あああ、凄く可愛い。惚れ惚れします。女の幻想を背負ってくれる顔形だと思います。この画像なんか、スーパードルフィーみたいじゃありませんか。
キレイな人のことを「お人形さんみたい」と言うけれど、何故なんだろう。おばあちゃんたちの言うお人形とは何を指しているんだろう?ものは試し、乱暴粗雑にお人形史をまとめてみます。
お人形史
紀元前67000年
現存する世界最古の人形(ひとがた)はヨルダン、アイン・ガザル出土の双頭の胸像。これは非常に珍しいタイプ。実際に人類が有史以前より作ってきたお人形は、同じく旧石器時代のヴィレンドルフのヴィーナス(教科書に載っている、胸とお腹が突き出たもの。紀元前30000年頃、画像)などに代表される、手のひらサイズのフィギュアタイプがほとんど。その主な材質は石や土で、身に付けることは考えにくいが持ち運びはできる。用途と言えば、触って楽しめることだろう。
特殊なケース
古代エジプトでは、人間を人形にした。ミイラは保存目的。古代ローマでも死体を塩漬けにして保存した。彫刻は2メートルを超えるものが主流なのでお人形ではないと独断。日本の土偶は実はごみ捨て場から出てくるので用途不明。
キリスト教後
復活が信じられていたので肉体は保存されなくなった。かわりに現世に永存する方法として蝋人形がつくられるようになってくる。蝋人形を作ることができたのは権力者だけで一般人は触ることもない。文盲のために物語をあらわす人形も教会に置かれるようになった。物語をする建築彫刻は4〜7世紀頃世界各地で盛んに現れる。子供の人形は全くと言っていいほど作られていない。大人の人形ばかりだ。またファッションを伝える手段として十四世紀頃から藁でマネキンがつくられはじめた。
近現代
1800年代前半マダム・タッソーが蝋人形を見せ物小屋に持ち込み大衆娯楽化する。このころから女性を「見る」文化が成立したのだという言説がある。人形が装飾的になってきたものの、まだ特権階級だけが持つものだった。1851年ロンドン万国博覧会で日本人形が紹介され、ヨーロッパの人形師に影響を与える。1860年頃フレンチビスクが生まれ、一世を風靡する。流行のファッションに身を包み、陶器の艶やかな肌を持つこの人形が幼児のように見えるのは、日本人形の影響か。1880年代フランスでダッチワイフが作られる。1930年頃廉価なプラスチックの人形の大量生産に押され、ビスクドールの生産が終わる。1950年代末バービー人形誕生。1967年リカちゃん人形誕生。
gemiさんへ
すみません。メイドさんイコールエロという頭がありました。思考回路がエロマンガに侵されています。明るくてかわいらしいマンガなら問題ありませんよね。自分の作ったものが子供に見てもらえて、それを好きになってもらうのは素晴らしい喜びなんだろうと思います。フェチズム全開でこだわってこだわって、こだわり尽くして頂きたいです。gemiさんの書くメイドさんが萌えの一ジャンルを築くほどに。
卯月妙子さんのことは知りませんでした。私もそういうことはできないな。セックス産業に関わる女性は基本的に、違う生き物のように感じて会話すらしにくいですね。性に関して自暴自棄になることはあっても、お金のために他人と体液を交換するのはおぞましくて逃げ出すと思います。
サボテン画像を見て、私の第一声もデケー!でした。こういう明るいエロのセンスに憧れます。
ヘンリー・ダーガー
ダーガーについてずっと気になっていることがあります。
家主ネイサンが部屋に入ってみると、そこは足の踏み場もないほど雑多ながらくたでいっぱいだった。自分の拾集物を決して捨てなかったダーガーは、不潔な部屋でごみに埋もれるようにして暮らしていたのである。床に散乱したペプト・ビスモル(下痢止めの薬)の空き瓶、拾い集められたとおぼしい古い雑誌や新聞の束、何に使ったのか判らない何百ものひもの玉、そのほかの奇妙なコレクション。(斉藤環「戦闘美少女の精神分析」)
あのう・・・
何百ものひもの玉ってなんなんだーーー!!調べてみますと紐は麻製で玉は野球の玉ぐらいだったということです。自慰の道具にしては痛そうだし。