反省

そういえば、断食は年明けとともに終えました。わずか五日間でした。
断食をしているあいだ、自分が断食をする目的が汚れているように思えてずっと不愉快でした。断食達成の日数を競っていることや、我欲を抑えたという証拠を得んがために断食をしていることが自分でわかってしまい、断食に対する興味が失せてしまいました。断食は勲章ではないのだと自分に言い聞かせても、上手く気持ちを運べませんでした。そんなんだから、気持ちのいい精神的高揚をむかえることも期待できません。なので、最低目標だった年明けをクリアしてから、やめてしまいました。こんなことで重量オーバー気味の自己愛をますます成長させてしまうくらいなら、やめたほうがいい。
とはいえ、断食はなにもこんなふうに仏教的にやらなければならないというものでもないと思います。スポーツのように達成感を味わうのも、逆に自己愛を育てるためにやるのもいいでしょう。人によって。