マナーについて

(sinh)
釣り師というのは欲に駆られるせいか、 異常にレベルが低い。 これは僕一人の意見ではない。 実際、カヌーやサーフィンをやる人からみたら 基本的に煙たい存在だろう。 山や海を知る人から見ればなお更である。
で、俺自身は釣りは好きで嫌いだ。 こういう葛藤を抱えながら釣りと向き合っていく というスタンスは間違ってはいないと考えている。
否応無く「悪者」というレッテルを突きつけられて 釣り業界は大変だろう。 でもだからこそ。
悪者を自覚した人が真摯に考えれば、 結論はきっと一歩進んだものになる。
ぼくの知っている釣りをする人たちは 紳士で、人格者な人々が多い。
だからこそだ。目をそむけずに葛藤すべきだと思う。 あ、まぁそらみんな考えてるよねもう。 でも、それはどうやったら釣りを続けていけるかという 小さな視点な気がするのは、オレだけではないはずだ。 だから第三者の誰にも意見は届かない。
無論だが、ぼくは自分が正しいとも思っていない。 みんな悪なのだ。釣りをしない人もそう。 愚かな釣り人ドモも、そろそろそこに気付かなければならない。 もう随分遅いけど。
(koikeakira)
モルディヴで針が根がかりして糸を切って以来、ショックで釣りをしていません。その時の糸にはたくさんの錘りといかつい鉤針がついて、それを真っ白な砂の海に残していった自分を今でも憎んでいます。釣りにはマナーの悪さが憑物なんですよね。
(sinh)
ぼくも随分水の中を汚した人間です。 だから人にとやかく言える人間ではありません。
ただ、条約がどうとかそういう問題よりも もっと根本的な精神論を考えないと 今の状態はずーっと悪くなっていく一方だと考えています。
バスが規制されるのは理不尽な成り行きではない。 そこに怒っても仕方がないし、幼稚だと思うんです。 それだけのことをしてきたわけですから。
(ばすたつ)
先日は、三宅島の避難勧告が解除された途端に釣り人が訪れ、しかも有毒ガス汚染の為に危険地域に指定されている場所で竿を出そうとした…なんてニュースも流れました。動機は「人が入っていないから良く釣れると聞いた」からだそうで。
ココまで愚かな釣り人はそんなに居るわけではないにしろ、彼らの動機を理解できる自分が居るわけです。 自己嫌悪に陥りますが。
釣り人と言う人種は、Sinh氏の言うとおりエゴの塊でどうしようもない愚か者の集まりです、多分。自分たちの既得権益が脅かされる今になってすら業界は意思の統一が図れていないくらいですし。よくもわるくも、業界が危機だって思う時くらい普通もうちょっとまとまって行動するんじゃないかい?って苦笑してしまうくらい。
ただ、少しでも釣り人が取り巻かれている状況を良くしようと動いている人たちもきっと居るわけで。僕はそんな人々が少しでも増えてきてくれることをただただ願うばかりです。
(koikeakira)
環境の問題は本当に目糞鼻糞ですね。釣りをすることで自分と自然の共存を感じることができたら、変な言い方ですがより誠実になれる可能性はあると思います。
ペットボトルをごみ箱に入れるより、針を海に捨てる方がより直接的なので、罪の意識を感じやすいですね。 ただ、続けることで無感覚になってきます。その時にコワイのは後者の方だと思うんです。
sinhさん、ばすたつさんのように真剣に考えている人が、「我々は非難されて当然だよね」って言わざるを得ない状況が、悲しく感じます。
おそらく釣り人の感覚として、河川や海は国や自治体のものであり、そこから財産である魚をちょっぱねる、得をする、という気持ちがあるのではないでしょうか。 違うんですよ。魚も川も、すべて自分たちのもの。だから大事にして欲しい。自分のものだったら、大事にできるでしょう。