キャッチ・アンド・リリース

(小川)
この問題のおおまかな背景は  内水面漁業者の収入が減った→環境汚染では原因が特定できないので、わかりやすいバスのせいにしてお金をもらおう→一次産業の問題なので政治動く→バスの駆除に多額な税金を使おう→環境問題に敏感な人を過剰に煽ろう→バス業界慌てて頭わるい行動を連発→さらにヒステリックに政治的圧力かかる
(koikeakira)
小川さんのお話ですと、なんというか、よくあるパターンですね。すごくくだらないパターンです。バス釣りへの視線を利用されたという感じですね。今の世の中では誰もが自分の領域をこういった政治的悪意に利用される可能性を持っていると思います。
ですが・・・冷たい言い方ですが、やっている本人達ですら負い目を感じているのなら、規制されても仕方ないのではないでしょうか。
今後バス釣りに変わる楽しみを彼等が見つけた時に、それを続ける権利を守るためにマナーを守るということができれば、長い目で見れば成功だと思いますが。
(まてて)
個人的な嗜好を「狩猟本能なので」と一般論化してしまう事や「リリースすることで環境保護してますよ」という言い訳が嫌なだけです。
生き物を相手にするゲームですから罪の意識は必要だと思います。無くてもいいんですけど、それを環境保護の論調におっかぶせて誤魔化してはいけません。 釣って傷つけた魚を「また来るからね」と水に返す行為は人間の傲慢としかいいようがありません。
釣った魚を食べる事は「業」です。 釣りそのものが楽しいと思う傲慢さもこれまた「業」です。 わたしが「リリース」を嫌う理由は、リリースする事でこの業を背負う事を拒否してように思えるからです。
(barbara)
リリースって、そんなに偽善的に行われているの?
快楽をそんなに肯定してやられているの?釣り人の罪悪感を減らしてるの?極論だけどオナニーした後のティッシュみたいな虚しさは無いの?
「誠意」というか形として「私達は業を背負っています」ってポーズが見たいのは確かです。
(小川)
リリースの問題ですが、業を背負っていないように見える人もいますし、背負ってる人もいますから、 皆さんの書き方は結構一方的な感じがします。 しかしながら、それを生み出したのは僕の属する釣りのメディア側。 これは、どれだけ言ってもなおってません。
しかもタチのわるいことに、ある図式が存在します。
それは「いっぱい釣らなければ上手くならない」→「ほとんどの人は上手くならないと1尾で満足しない」→「全員がいっぱい釣るにはリリース」または「釣っても食べきれないからポイ(リリース)」という嘆かわしい図式です。
いつになったら「生まれて初めて釣った1尾の喜び」を再現したいだけだった、ということに気づくのか(原稿にはいつも書いてますが)。
(koikeakira)
マナーの悪い釣り人達に対して「拒絶」の反応を示してきた人達の数は多すぎるほどだと思います。なぜ自分が拒絶するのか考えることなくその声を無視してきた結果、釣り人にはマイナスのイメージがつきまとうようになり、ブラックバスの問題についてはそのイメージを政治的に利用された。油断しているからつけこまれたのだと思います。
釣り人のマナーとイメージ向上に務める人のことは本当に応援しています。マナーとイメージは両方一緒にしか向上できない思うので、気を使う作業だと思います。