聖典のある暮らし

koikeakira2005-08-13

どうせわけがわからないだろうからと、パラ見で終わりの予定だったマハーバーラタを読んでいる所を、ネパール人の知人に見つけられてしまいました。すると「すごいね!勉強家だね!あなたってそういう人だったの!素晴らしいわ!最高!」不意打ちの大絶賛。いや、あの、まだ10ページしか…という私の語尾を遮りマハーバーラタへの熱き思いを語ってくれました。
30代ネパール人男性日本在住経営者の話しによると、(ネパール全体がそうかはわかりませんが)祖国ではマハーバーラタはまさに聖典。子供の頃から学校でも普段の生活でも、「本」は何度も何度も繰り返し読まれるそうです。マハーバーラタは子供からも大人からも愛され、子供はマハーバーラタごっこを、大人は劇を演じ、余興としても学問としてもひっぱりだこ。登場人物たちは例えるならシヴァはジャイアン、ヴィサーヤはドラエもんといった具合に非常に身近に生きているのだとか。(つっこみ歓迎)
そんなマハーバーラタの話しを聞いて、よく似た在りかたをしているユダヤ教聖書(旧約聖書)を思い出し、少々思うところありましたので、おつきあいください。