値段がついたら

家事は資本主義の聖域でした。現在の少子化は資本主義ゆえの少子化のようにも見えますが、少子化ゆえに家事を商品化しなくてはならないのだとしたら、膨張した資本主義がその発展を支えてきた聖域を侵すというわかりやすい図となります。
家事にその質を考慮した市場価格が定まった日には、主婦叩きも無くなれば、先述の夫婦の旦那のような男と結婚する女もいなくなるでしょう。
経済活動である育児や家事をする権利の主張が当たり前になれば、一人親の家庭で普通に子供を育てることができるでしょう。それはとてもいいことのように思えます。そう思うと、今ある資本主義はずいぶん中途半端ですね。いっそ人間に値段がついてしまえば、戦争もなくなったりして。