タルムードの言葉

koikeakira2006-11-06

タルムード(ユダヤの生活典)より気になった言葉を二つ。原語は読めないし資料の正当性は未確認なので誤訳等あるかもしれませんのでご了承願います。

神はいたるところに存在したいために母達をお創りになった。
かつてあったと言われる女性信仰は影も形も無く、ヒステリックなフェミニズムとアンチフェミニズムがお互いをサンドバッグのように罵り合う昨今ですが、ではなぜ今、女は神ではなくなったのか。もっとも簡単かつ一般的な説明は、建築や技術(=男性性)が自然環境や災害(=女性性)を克したからだというものです。
ヒトは近代まで自然に負けっぱなしでした。建てても建てても風に飛ばされ波にさらわれ。大昔の苛烈な男尊女卑制を支えていたのは、男による女への復讐だったのかと疑ってみるのもそう無意味ではないと思います。

しかし日本の文化に女神とか信仰とかいう言葉はあまり馴染まないように思います。日本の母はアレでしょう、2ちゃんねるでよく見かける

              カーチャンJ( 'ー`)し  これこれ!これが一番しっくり来るなあ。

なぜか語られることの少ない事実ですが、まず母があるところに子供が来るのではなく、子供が信じた相手が母になるものです。私も子供が生まれて間もない頃は、決して母親などと呼べた代物ではありませんでした。子供に対して愛情も責任も実感できずに、夜遊びに行くのに母に子供を預けたり、おむつもミルクも手抜きすることばかり考えていました。そんな私のことを子供は信じていて、私の言うことには従うし、私の発言を信じて疑わないし、私の真似をするので、これはヤバイ(笑)と思って急ピッチで母らしき母を演じるようになったのでした。人らしい心を持った人ならば、子供のこの信じる気持ちを裏切ることはできないと思います。


*良いところには必ず小さな悪がある
これって、ものすごく大切な真実だと思うんです。少なくともこのことを肯定しないまま生きていくのは大変です。また、10代半ばで、人の社会には常に悪意があることに気づいた時に、いじけてしまって、自己嫌悪や人間不信に陥ったり果ては悪だけを支持したくなったりすると思います。(私にとっても苦悩の時期でした)そのような迷いを一発解消してしまいそうな言葉です。おそるべしユダヤの知。