2005-06-10から1日間の記事一覧

母へ

母親には、父親との関わりはまだ話す気持ちになれない。社長になれたら、いや、父の手を借りずに独立して仕事ができるようになったら報告することにしよう。その時まで、母は私の仕事を郵便局員だと信じることになる。早く驚かせてやりたい。

自分へ

大局的に見れば、どんな失敗をしたってそれを活かす意志さえあれば良い経験になるはず。正直言うと今すぐ走って逃げ出したいほど不安だ。でもどうせやるなら初心を忘れず大きく構えて、セカセカ稼いで行くことだ。

幸福感

だが逆に、大きな仕事を成功させた時の喜びはいかほどかと思う。まだ最小単位の仕事しか成功していないけれど、それでも努力以上の報いを感じずにはいられないのだから。

切迫感

経営とはなんと恐ろしいのだろうと身に染みる。怖い。怖くてたまらない。毎日が博打の連続だ。反響の無かったダイレクトメール一通について思うと、血を一滴無駄に流したような気持ちになる。私の血だけならまだよいのだが、父の血や社員の血まで流させてし…

葛藤

父親と関わりたいと思う気持ちと、関わりたくないという気持ちが激しく、複雑に葛藤する。それに、会社を経営するなんて今後おそろしく苦労することが目に見えている。突然降ってわいた社長候補に対して、社員はどんな気がするだろう。でも業務内容には惹か…

父について

父親の様子はと言えば、相変わらずだった。独特のユーモアと、ウヒョヒョヒョという笑い方。女性関係の醜悪さも相変わらず。初めて会った弟は私の娘と同い年で、生みの親と育ての親と名字の親が違うのだ。これからも何度も母親が変わるだろうと思うと、不憫…

経営を始める

数日前。7年ぶりに会った父親に、突然会社を任せたいと言われた。詳しい経緯は公にはしにくい。(大した理由ではないのだけれど) 困惑するも、なぜかそうなることを知っていたような感覚。事務所のある場所が、以前私がキツネに化かされたように突然道に迷…