バルラハ (バルラッハ、 Ernest Barlach)

という彫刻家に一目惚れ!!!
ブロンズ像「復讐者」のこの素朴な狂気!多面体系のデフォルメがここまでキマった彫刻は初めて見ました。
この壮絶な怨念。
でもどことなくユーモラスで、対象へ感情移入して激情に昂りながらも、愛が伝わってくる。
ああ、ああ、すごいよこれは。
これ、何か、すごく原始的なんだ!
よく、暦が始まる前の時代に作られた絵や像が発しているような、神秘性をこの人の彫刻は醸している。
人間の普遍的部分を捉えている、ということなのだろうか。
写真を数点見ただけなのだけれど、興奮してしまいました。

少し調べてみた。日本語のサイトがほとんど無くて悪戦苦闘。
彫刻家というか、劇や詩も書いた人なのだそうけれど、
欧米では評価が非常に高く、巨匠と名を連ねているけれど、日本ではまだあまり知られていないと。
少ない(二刊?)関連書物を、ほうぼう手を尽くして入手に挑みます。

写真はErnest Barlachです。
作品の画像が、碌なのが無い。

っていうか、この像、欲しいよう。
ブロンズ像って、鋳型に金属を流し込んで作るから、いくつか作れるんですよね。
それなら、たくさんつくってくれたってよさそうに思えるのだけれど、どうして出回らないのだろう。
いったいそのへんのことは、どうなっているんだろう。すごく気になる。
調べても、私の検索力では正答が得られなかった。
いや、もうプラスチックにメッキの模造品でも良いので、この像を眺めて一日過ごしたい。
所蔵美術館のあるケルンは遠すぎるよう。
ああ、これ欲しいようううう。