あなたへ

あなたがここを見ていたら、面白いだろうなと思う。
シュールレアリズムに「手術台の上でミシンとこうもり傘が偶然出会う」という言葉があるけれど、その手術台が無数にあって、執刀医があなたでなくてはならないという条件が揃った。ミシンはこうもり傘をどう縫うべきか?ミシンには手に余る問題だ。おまけに執刀医は”必然的”不在。まあたいしたことじゃない。好きにさせてもらうよ。
雨風を避けるためのこうもり傘だったのなら、ミシンはコートを紡ごうと思う。可能な限り上等なものを。
「オーダーメイドのため、あしからずお時間をいただきますのでご了承くださいませ。」