文章も書けなくなるほどショックを受けた。
ここしばらく仕事も休んでいるし、家事もおろそか、子供が呼んでも虚ろ。なんとかしなければ。
今以上悪くなることはないのだから、良くすることだけ考えればいい。
なんてミスチルの歌詞みたいなことは思い付いた時は発見だと思ってもすぐ忘れる。
気分転換に絶食を始めた。
自分の中に体を動かす力が、外から与えられなくても残っていることを確かめたい。
早く一日経って空腹になって無感覚になりたい。
精神科に行き心の病だと診断されたらどんなに楽だろう。
病気である、異常である、規格外。与えられたらその免罪符にどれだけ気持ち良く依存できるだろう。
でも私はきっと精神科には行かない。
そんなナルシスティックな贅沢をしたくない。
今まで何度も死にそうになって、そのたび生にしがみついてきた強さがあるじゃない。
その生だと思っていたものが形を変えようとしているだけ。たぶんそんなかんじ。
いや、私はことを大げさにしたいだけなのだろう。
やっぱり全ては等価値なんだってば。

状態を記録しておこう。
体臭が気になって仕方が無い。
今まで醜形恐怖は容姿だけだったけれど、匂いがはじめて気になるようになった。
汗が、だらだらだらだらだらだらだらだら出続ける。
三半器官がおかしい。十分おきに地震がくる。
ずっと眠い。
生理がこない。
立て続けに大きな買い物をする。家具、家電。食べない食料を買いだめ。
心なんて壊れてしまえばいいのに。