過去を語る

koikeakira2004-11-13

『忘れられない過去というは、その当時の自分にとって重要だったのではなく、今の自分にとって重要な出来事なのです。』
この言葉は以前にもこのブログに書いた、私の師匠である作曲家K氏から頂いたものです。私の過去に対する考え方はこの一言に尽きます。
江戸からの流れで料亭を語ることは私にはできません。時代検証はすごく好きですが、私が本当に興味があるのは、自分と関係あることに限られます。自分の主観と、自分との位置関係という偏向を前提にしか、語ることができないのです。歴史家にはなれない人間です。
そんな私にできるのは、関東地域の最近の料亭事情をざっとお話することだけです。