2004-11-13から1日間の記事一覧

嘘ペンさんへ

こんな話でもご参考になれば幸いです。そして私はもう部外者なので、もう言えることは無いな、と感じております

S

Sのことを肯定的に捉える芸者もいます。新人を鍛えてくれる、という風に。Sは特殊技能の持ち主で業界に顔が効くので、女将の逆鱗に触れなければ叩き出されるということはないものと思われます。

吉原

向島料亭と吉原は関係ありません。川を渡った向こう側で区も違います。向島の料亭で売春行為はありません。以前お座敷で芸者のストリップショーを行ってしまった料亭は、品格を問われ見番に看板を下ろされました。 「張り」に相当することは料亭にもあります…

文化(少し脱線)

この文化というやつは非常に信用できない言葉だ。文化というのは観察の対象である客体と、観察者である主体がいて初めて、主体の側に成立するものだから。 (どこかで聞いたような話だけれど)、日中暇な主婦が炬燵にみかんをはべらせてワイドショーの与汰話…

料亭の機能

私が出た料亭は四つだけなのだけれど、どこにも共通して言えるのは、決して文化伝統などというもののために料亭をやっているのではないということ。伝統を守る義務も無い。一番は金儲け。二番も金儲け。三、四が無くて五くらいにやっと美学がある。おそらく…

花街懐事情

東京七花街と謂われていましたが、赤坂の見番が無くなるなど、料亭の数はどんどん減っています。街単位で二桁の料亭があるのは関東では向島だけです。向島には明治から料亭が立ち、今20数軒の料亭があります。なぜ向島だけが不況を生き残れたかというと、…

過去を語る

『忘れられない過去というは、その当時の自分にとって重要だったのではなく、今の自分にとって重要な出来事なのです。』 この言葉は以前にもこのブログに書いた、私の師匠である作曲家K氏から頂いたものです。私の過去に対する考え方はこの一言に尽きます。 …