漫画は書かない

ああ、絵が上手ければ自分で漫画を書くのに。と、この台詞をこれからの人生で何度となく呟くのは非常に気持が悪いです。私はどうせずっと漫画は書かない。なら漫画は絶対書かないと覚悟を決めて他の方法を探した方がいいです。こういうのは早く諦めた方がいいですね。
昔、司法試験浪人5年目の知人に向かって「お前はどうせ勉強できないし司法試験なんて受かりっこないんだから、早く諦めて可能性があるうちに他の道を探しなさい」と言った先生がいて、その人のことを私は深く尊敬しました。「大丈夫、諦めないで、きっと受かるよ☆」みたいなノリだけで気休めを言っている無責任な奴らが、その知人が自分の時間を浪費するのを助けるのとは違う。すごく責任を持っている。若者に対して何の理由なく責任を持とうとする大人というのは実に少ないですが、その態度に触れるだけで救われる思いがするものです。夜回り先生こと水谷氏もそういう数少ない人ですね。最近の大人は責任逃ればっかりだからな。私も少しでいいから、そういうふうにならなきゃ。