人生の辞書

人生において悩みや問題にはち合った時、聖書をひくと自分が何をすべきか、本に導きを求めることができます。子供は成長にあわせて聖書を読みすすめ、そのページにはその年代に合ったクエッションとアスクが待ち伏せていたかのように書かれています。
今手元にあるユダヤ教聖書では、目次ページの各章のタイトルが「人を愛することができぬとき」「裏切りにあったとき」「友が間違いを犯しているとき」「飢えたとき」「漠然と不安なとき」「愛する者を亡くしたとき」「死が恐ろしい時」など、人の全ての悩みを網羅する形です。
またその章の中に読み返すように指示のある箇所には、やはり関連した問題の答えやヒントが書いてある。ユダヤ教聖書は非常にトリッキーなつくりになっています。聖書を愛するユダヤ人にははっきりとした「模範」が、それこそ原理主義的に存在するわけです。まさに「典」。