徴兵

koikeakira2006-02-22

徴兵は今有る国と無い国と半々くらいだと思いますが、韓国と北朝鮮をのぞくほとんどの国で良心的徴兵拒否を基本的人権として「認識」はしています。実際にはロシアの徴兵などは強制的で厳しいものだそうですが。

さて基本的人権をシカトする二国ですが、北朝鮮は生まれた時点で徴兵されてるからともかくとして、韓国の徴兵も強烈で絶対に逃れられないそうです。

韓国人の女の子が言うには、「韓国の男は徴兵に行くと、男根主義になって帰ってくる」そうです。優しかった彼が、威張るわ殴るわ顔射はするわ。女の子の目から見れば男は徴兵で豹変してしまうというのがデフォルトだとか。


徴兵ってやだなーと思いますよ。今の日本には無くてよかったと。


でも、男性一般には徴兵に類する通過儀礼が必要だとも、実に肌で感じています。自分の欲望を満たすことだけが幸福だと信じて疑わない男性が、またそういった風潮が主流になっている現況に、大きな違和感と不安を感じるのです。

男性特有の支配欲や攻撃性はやはり人間ではなく動物の世界に類するものと思います。動物のルールで行動する男によって痛みつけられるのは女性と子供たちだけでなく、自分自身もそうです。自分の中の動物性をコントロールするために、禁欲的な生活に一定期間就くことは、男性をにとって自己を洗練させるために必要不可欠であり、またとても良いことだと思います。

中には制度によらずに個人の体験として徴兵に近い滅私の時期を迎える人もたくさんいます。そういう時期を乗り越えてきた人は、やはり何か違います。人として尊敬できるし、魅力的でモテる人が多い。

そのような体験をするには多少の強制力が必要ですが、やはり徴兵はやりすぎです。特に女性のいないところで男だけ集まらせて肉体労働に従事させておけば、男性達は必ず男根主義に至りますからね。韓国のように。

これは理想的だと思ったのがタイの仏門です。男子は一生に一度、20歳の時に坊主となり、世俗におけるいかなる所有も欲望も放棄し、女性との接触を一切避け、経済活動も断ち、修行します。期間は3週間。それも人里離れた山寺ではなく、町の中にある寺院で人とかかわりながら。
一日に二度の托鉢を受けて相互の感謝の中に生きる。最高です。逆のことを言ってしまって悪いですが、若くて謙虚に修行に従事するお坊さんってすごく…素敵。