2005-03-18から1日間の記事一覧

「萌え」のカルマ

「萌え」を文化現象たらしめているものの根源は、エロゲーのようにカタルシスを得られないというそのもどかしさだ。好きな相手を想えども想えども、それが形となって昇華されることはなく、個人の胸のうちに降り積もったまま留まり続ける。その狂おしさが萌…

エロゲーは「萌え」ではない

エロゲーは射精のためにある。消耗品であるし、気に入っているキャラがいるにしても、そのキャラと擬似的に思いを遂げさせることができる点において、エロゲーは「萌え」の段階を一つ通り越している。エロゲーには射精というカタルシスがある。

二通りの「萌え」の意味とは

一つは「萌え」の内側にいる人達による意味。内側にいる、とは現在進行形の萌え対象に思いを馳せている状態のことで、オタク文化を研究している人や萌え業界の人という意味ではない。こちらの意味は昔からずっと変わらずに使われているけれど、その内容を定…

「萌え」の文法

萌えという言葉の意味は、一見どんどん変化していくようで、定義づけが難しいと思うかもしれない。しかし実際にはいろいろな人がこの言葉を使うようになっただけで、本質的な意味は変わっていない。それどころか変えようがない。「萌え」という言葉が広く知…