配達の質

ただポストに入れるだけの配達に、質も糞もあるものかと普通の人は思うでしょう。でもここに誇りを抱いている郵便局員たちは少なくありません。クロネコヤマトメール便なんかいっつもポストからはみ出しているでしょう。郵便局はドアポストまで持っていきます。住民の希望があれば、全ての郵便物をドアポストに入れてあげることもできます。
また、宛先がわからない、あるいは文字が不鮮明な郵便物について、郵便局では簡単に送り主に返しはしません。似たような宛先で該当する人がいないかどうか徹底的に調べて、過去数年にわたる転居のデータも参照し、一人が調べたあとまたもう一人が調べます。
加えて、定型外の郵便にめちゃめちゃ寛容です。私は本日、短冊や飾りのついた笹(長さ20cm)を配達しました。短冊に住所が書いてあって大笑いしました。稚拙な飾りを壊さないように慎重に玄関まで届けに行って、子供が喜んでいたので嬉しかったです。つくづくいい仕事だなあと思いました。