ある意味お巡りさん

高齢者の方は郵便が来るのを本当に楽しみにしていて、定刻になるとポストの前に立って待っていたりします!そこでなぜか相談事を持ちかけられたりします。また配達中は五分に一度は住民の誰かから挨拶を頂きます。こちらはなにせ世帯の構成と名前とよく来る郵便物の種類を把握していますから、住民の顔まで見てしまえば、いつの間にやら区域の事情通です。そんなふうに世間話をしたり、年寄りの家のポストに郵便物が溜まっていたので近所の人に大丈夫かと聞いたりしているうちに、年輩の方は特に、私をパトロール中の巡査のように扱います。なのでこっちもすっかりその気です。年輩の方のみならず若い人も、会う回数を重ねるたび信頼してくれるので、私の役割は配達するだけではないのだと実感します。