2005-01-01から1年間の記事一覧

女性に求められるもの

はるかむかし女性には、容姿より性格よりもまず「働き者」であることが一般的に求められたと聞きます。家庭内や周辺での労働そのものが、今と比べてお話しにならないほど多かったというのは想像に難くありません。たぶん昭和の三種の神器以降から、妻にも恋…

郵便局示談

同じ区域の担当に怪人物がいます。勤続18年の女性で、驚異的な記憶力を生まれ持った方です。都内のとある町の、全ての住所における住民の名前と転居の履歴が彼女の頭には入っています。見たことがある人については、その顔も。 「このはがきどうしよう、あ…

「余裕」か「無駄」か

民営化によってクロネコヤマトや佐川急便のように一分一秒でも早く、と競わせるような方針になってしまったら、以上のような公共サービスとしてのあり方は失われてしまうでしょう。これらは利潤より公共の利益を追求する公社だからできることです。社会全体…

ある意味お巡りさん

高齢者の方は郵便が来るのを本当に楽しみにしていて、定刻になるとポストの前に立って待っていたりします!そこでなぜか相談事を持ちかけられたりします。また配達中は五分に一度は住民の誰かから挨拶を頂きます。こちらはなにせ世帯の構成と名前とよく来る…

配達の質

ただポストに入れるだけの配達に、質も糞もあるものかと普通の人は思うでしょう。でもここに誇りを抱いている郵便局員たちは少なくありません。クロネコヤマトのメール便なんかいっつもポストからはみ出しているでしょう。郵便局はドアポストまで持っていき…

盲人

私は都営住宅のある地区を担当している。盲人が多い。そうした人たちへの郵便物も、マニュアルとしてはただポストに入れておけばいい。でも目の見えない老人がエレベーター無しの5階に一人暮らしという、絶望的な状況もある。そういう場合、私は部屋のチャ…

スロー

局内の雰囲気はきわめてのんびりとしている。システム自体は能率的だが、人為的な部分に関しては能率化が進んでいるとはお世辞にも言えない。ユルい。信じられないほど頭の悪い上司、イレギュラーな伝達事項は口頭では伝わらない。口頭で3度言ってその後で…

郵便局員の話

郵政民営化法案が可決された。私の今の仕事は午後からがメインなので、午前中は体を動かすという目的もあり、郵便配達のアルバイトを辞めずに続けている。(それに、実は肉体労働が好きなのだ)とはいっても週三日の四時間だけだが。それでもそれなりに思う…

憂鬱なプログラマ

トンデモブログですが、ヒット数を稼いでいるのに驚きます。http://umi.no-ip.com/simple/ひさしぶりに読みましたが、今回は「子供が可愛いか、可愛く無いか」を生後四ヶ月の時点で判断させているようです。どうやら、生後四ヶ月なんてまだサルっぽい顔のう…

町山ブログ

近頃気になるのは町山ブログの動向です。イラク戦争反対というテーマの後には世界平和という普遍的な話題へと上手く切り替えていくかと思われましたが、熱狂的な信者による論客リンチという見せ物の方がスタンスとしては強く残ったのだと、ここ数日のエント…

「カリスマ扇動者」

「マイクロテロ」など、状況を適確に把握した概念を多く生むid:umeten氏。先日のエントリの「カリスマ扇動者」もブログの現状をよく捉えた言葉だと思いました。http://d.hatena.ne.jp/umeten/20050625 しかし扇動者にもいろいろなタイプがいて、人を集めて集…

バトンを渡す 5 名

GEMINIさんhttp://gemini.topaz.ne.jp/blog/ まててさんhttp://matete.jugem.jp/ id:barbara sinhさんhttp://blog.goo.ne.jp/sinh11 まーるさんhttp://ma-ru.sakura.ne.jp/

よく聞く、または特別な思い入れのある 5 曲

1、Tribute to ho¨ndobel(Oにウムラウト)のGelegenheit X http://www.amazon.de/exec/obidos/ASIN/B0000676YY/qid=1119099027/sr=8-2/ref=sr_8_xs_ap_i2_xgl/028-4213219-2526942 今の所amazon.deでしか買えないようです。ドイツのインディーズバンド。ブ…

最後に買ったCD

裁判の判決を記念して。無実を信じたい。マイケル・ジャクソンは音楽家として素晴らしい才能を持っていると思うけれど、バッドやスリラーのイメージばかりでサウンドが評価されることは少ない。なにせお金はあるのでいつでも最高の人材を使っているのだから…

今聞いている曲

国道6号線からビルで反響するエンジン音と、隣の家の室外機の唸り、誰かがスコップで地面を摩るような音、酔っぱらいの野卑な笑い声、娘の寝息。

コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量

ipod+ituneでせいぜい1GBくらいでしょうか。CDはあまり聞きません。アナログ派なのです。通ぶってるわけじゃなくて、レコードの方がCDより格段に安いのでそういう結果に。好きな傾向もアナログというよりアナクロです。アナクロ音源の容量なら押し入れ一杯…

musical baton

id:hissaさんからバトンを頂きました。

母へ

母親には、父親との関わりはまだ話す気持ちになれない。社長になれたら、いや、父の手を借りずに独立して仕事ができるようになったら報告することにしよう。その時まで、母は私の仕事を郵便局員だと信じることになる。早く驚かせてやりたい。

自分へ

大局的に見れば、どんな失敗をしたってそれを活かす意志さえあれば良い経験になるはず。正直言うと今すぐ走って逃げ出したいほど不安だ。でもどうせやるなら初心を忘れず大きく構えて、セカセカ稼いで行くことだ。

幸福感

だが逆に、大きな仕事を成功させた時の喜びはいかほどかと思う。まだ最小単位の仕事しか成功していないけれど、それでも努力以上の報いを感じずにはいられないのだから。

切迫感

経営とはなんと恐ろしいのだろうと身に染みる。怖い。怖くてたまらない。毎日が博打の連続だ。反響の無かったダイレクトメール一通について思うと、血を一滴無駄に流したような気持ちになる。私の血だけならまだよいのだが、父の血や社員の血まで流させてし…

葛藤

父親と関わりたいと思う気持ちと、関わりたくないという気持ちが激しく、複雑に葛藤する。それに、会社を経営するなんて今後おそろしく苦労することが目に見えている。突然降ってわいた社長候補に対して、社員はどんな気がするだろう。でも業務内容には惹か…

父について

父親の様子はと言えば、相変わらずだった。独特のユーモアと、ウヒョヒョヒョという笑い方。女性関係の醜悪さも相変わらず。初めて会った弟は私の娘と同い年で、生みの親と育ての親と名字の親が違うのだ。これからも何度も母親が変わるだろうと思うと、不憫…

経営を始める

数日前。7年ぶりに会った父親に、突然会社を任せたいと言われた。詳しい経緯は公にはしにくい。(大した理由ではないのだけれど) 困惑するも、なぜかそうなることを知っていたような感覚。事務所のある場所が、以前私がキツネに化かされたように突然道に迷…

無知という暴力

そういえば、先日mixiでふっかけた深刻な議論でも、このショーケーシズムを天敵としていました。物知り顔で向島という町を鑑賞しにくるアーティスト達が、あらゆる面で自分達が向島を荒らしていることに全く気がついていないということに関しての話題です。…

ショーケース

カエターノの客に限らず、このようにプレイヤーをショーケースに入れてテレビを見るように観る感覚の持ち主が増えてきていると常々思う。コンサートでも、クラブでも、演劇でも、話し掛けられても答えらない傍観者たち。彼らは従順でわかりやすい「消費者」…

乗らない客

カエターノがステージを走り客席に乗り出す。最前列の人間はおとなしく座っている。どうやら尻に根が生えてイスと融合してしまったらしい。また、ラストの曲「terra」でカエターノが「イッショニ ウタッテ」と言う。誰も歌わない。…おいおい、テレビ見てるん…

SS席の変容

ここはケチってはならぬと思いきってSS席を予約したのですが、2階の前から11列目。アリーナ席などは売りに出ておらず、SS席が一番いいはずなのに。一階の席には「招待状」を持っている人だけが案内されていた。おそらくスポンサーの身内に出回っているの…

God given voice

カエターノ・ヴェローゾの東京公演、最終日を狙って行って参りました。セルジオ・メンデスから飛び火したブラジル音楽流行りで、彼の名を知らない人は最近ぐんと減ったのではないでしょうか。彼の魅力はただただその声です(他にもいっぱいあるのですが)。…

ポリシー

こないだ、浅草のパチンコ屋の裏口の前を通ったら、店員二人に一人の男が担がれて外に放り出されていた。「てめー二度と来んなっつっただろ」と店員は男に一発蹴りを入れていた。また極端な例なのだけれど、消費者に対して卑屈になるだけだった日本の企業に…